冨田実アイクリニック銀座

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乱視の改善について

レーシック手術は、近視や遠視だけではなく乱視の改善も可能です。乱視は、角膜に歪みがあるため、入ってきた光(情報)を正常に屈折することができません。そのため、物がぼやけて見えたり、物が二重に見えたりします。乱視は、見え方の質が低下する原因になりますので、レーシック手術を受けることでクリアで鮮明な見え方へと改善することができます。近視や遠視だけではなく乱視でお悩みの方もいると思いますので、ここではレーシック手術による乱視の矯正についてご紹介します。

  • (目次)
    ・レーシック手術で改善できる症状
    ・レーシック手術は乱視の改善も可能です
    ・左右の視力に差がある場合でもレーシックで改善できる?
    ・レーシック手術の種類
    ・乱視を改善するレーシックの費用
    ・レーシック手術を受けても乱視が改善しないケース
    ・まとめ

レーシック手術で改善できる症状

適応年齢が広い

レーシック手術は、レーザーで角膜のカーブを変えることで屈折異常を改善する視力回復手術です。角膜(黒目)は、網膜に正確な情報を届けるために、入ってきた(情報)を正しく屈折する必要があります。しかし、近視、遠視、乱視などの屈折異常があると、角膜で光の屈折がうまく行われず、網膜に焦点を合わせることができません。レーシック手術は、角膜にレーザーを照射することによって、角膜形状を調整して近視、遠視、乱視などの屈折異常を改善することで光の屈折を正しく行えるようにします。光の屈折が正常に行えるようになると、物をはっきり見ることができるようになります。最近では、老眼を治療できる遠近両用レーシックも登場し、治療できる症状も幅広くなり、適応年齢も広くなっています。

レーシック手術は乱視の改善も可能です

レーシックと聞くと近視を治す手術というイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、遠視、乱視、老眼の治療も可能です。近視や乱視が強い場合は、手術が不適応となるケースもありますが、普段からお使いのコンタクトレンズや眼鏡で矯正できるのであれば、レーシックでも改善することができます。正視(屈折異常がない)の人の角膜はきれいな球形をしていますが、乱視の人の角膜は歪みがある状態のため、入ってきた光(情報)も歪んでしまいます。そのため、物がぼやけたり、二重に見えたりしてしまうのです。レーシック手術は、角膜の歪みもレーザーで形状を整えることができますので、近視だけではなく乱視も改善も可能です。

左右の視力に差がある場合でもレーシックで改善できる?

左右の目が全く同じという人はいませんので、近視や乱視の程度が左右で違うケースも多く見受けられます。レーシック手術は、レーザーの照射プログラムをそれぞれの目で設定することができますので、左右の見え方に差がある人でも問題なく手術を受けていただくことができます。もちろん、片眼だけの手術も可能ですので、片方だけ視力が悪い人にも対応することができます。レーシック手術では、眼鏡やコンタクトレンズで矯正できるレベルまでは視力を改善することができますが、どの程度まで視力の改善が期待できるかについては、手術に向けた詳しい検査で診断することができます。

レーシック手術の種類

当院で使用するレーザー

レーシックには、使用するレーザーによって様々な種類があります。ここで注意していただきたいのは、日本国内では30年以上も前に発売されたレーザーが今でも稼働しているということです。中には、レーザーの照射方法自体が一昔前のレーザーもありますので、そういった古いレーザーでは精度が高い手術は望めません。これは、近視の改善だけではなく、乱視の改善にも影響しますので注意が必要です。また、乱視の改善にはウェーブフロント技術を使用することがありますが、これは個々の角膜形状を解析して、その人に適したレーシックを行うことができるオーダーメードレーシックやカスタムレーシックと呼ばれることもあります。ただし、ウェーブフロント技術で使用する検査機器がいくら新しくても、その解析データをもとにレーザーを照射する訳ですから、古いレーザーでは新しい検査機器に追いついていけません。当院では、最新機能が搭載されたレーザーを導入していますので、視力の矯正精度も高く、オーダーメードレーシックでのレーシックの正確性も格段に向上しています。

乱視を改善するレーシックの費用

ICL手術は、目の中にレンズを挿入して近視や乱視を改善するため、近視用のレンズよりも近視と乱視を両方とも改善するレンズのほうが費用が高くなります。レーシックは、近視も乱視も同じレーザーで治療することができますので、当院では乱視の矯正を行ったとしても手術費用は変わりません。そのため、より精度が高く安先生を重視したオーダーメード角膜強化型レーシックを選ばれる人が圧倒的に多く、手術後の視力も良好です。
※遠近両用レーシックは照射プログラムが異なるので乱視の矯正には別途費用がかかります。

レーシック手術を受けても乱視が改善しないケース

稀なケースではありますが、レーシックを受けても若干の近視や乱視が残る場合があります。その場合は、一定期間の経過観察を行い、目の状態が落ち着いてから再手術を検討します。ほとんどの方は、翌日にはクリアな視界を手にしていますが、新しい見え方に戸惑う人もいらっしゃいます。手術直後は、視力の変動が見られたり、徐々に改善していく傾向が見られるため、不安定な状態ですぐに再手術をしてしまうと逆効果になることがあります。
当院では、保障制度や再手術を行う条件に基づいて治療を行っていますので、医師の指示に従って治療を受けてください。

まとめ

乱視の矯正は、近視だけの矯正よりも高い精度が必要

レーシック手術では、近視だけではなく乱視も改善できることを知っていただけたと思います。精度の高いレーシック手術を受けるためには、最新の検査機器と最新のレーザー機器で手術を受けることが重要なポイントになります。正確な検査が出来なければ手術は上手く行きませんし、正確なレーザー照射ができなければ、どんなにいい検査をしても意味がありません。乱視の矯正は、近視だけの矯正よりも高い精度が必要ですので、使用するレーザー機器が手術の結果に直結することを知っていただければと思います。

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