レーシックは、視力の回復を目的とした手術で、高い知名度と実績を誇ります。多くの方が裸眼での生活を望み、日本国内で既に手術を受けた方は120万人にも上ります。この手術は、角膜の上層部にフラップ（蓋）を作り、角膜にレーザーを照射して屈折異常を矯正します。これにより、近視、遠視、乱視が改善されます。ここでは、レーシック手術の方法、手術当日の流れ、術前の検査、術後の経過観察などについて詳しく紹介します。

レーシックとは、角膜（黒目）にレーザーを照射して、近視、遠視、乱視を矯正する手術です。世界中で行われ、裸眼での生活を可能にします。手術に要する時間は数分ほどで、術後はそのまま帰宅できる状態まで視力が回復します。手術当日は視界が霞んで見えますが、翌日にはクリアな状態になりますので、すぐにメガネやコンタクトレンズが不要になります。保険適用外ですが、他の視力回復手術よりも費用が抑えられるため比較的手軽に受けられる視力回復手術として世界中で行われています。

レーシック手術では、最初に点眼麻酔を施し、その後フェムトセカンドレーザーを用いて角膜の表面に「フラップ」という蓋を作成します。このフラップを開いて、エキシマレーザーで角膜実質部分を削ります。角膜は、入ってきた光（情報）を屈折させて、網膜に像を映す役割を果たしますが、近視や遠視では角膜に屈折異常が生じ、網膜で焦点が合わない状態になっています。レーザーで角膜のカーブを調整することにより、この屈折異常を修正し、視力を改善する手術がレーシックになります。エキシマレーザーの照射は数秒で、照射後はフラップを元に戻し、目を洗浄して手術は完了します。手術時間は数分ほどで、入院することなくその日に帰宅することができます。

レーシック手術を検討する際、手術前に行われる適応検査は非常に重要です。検査には様々な種類があり、視力検査、角膜形状の解析、角膜内皮細胞の検査、瞳孔の径の測定、他覚的屈折検査、角膜厚の測定、細隙灯顕微鏡検査、眼圧の測定、自覚的屈折検査、眼底検査など多岐に渡ります。目の手術になりますので長時間の検査になりますが、これほど詳細な目の検査を受ける機会は、そんなにないと思いますので、いい機会だと思っていただければと思います。また、レーシック手術は目の病気があると受けられないため、他の眼疾患についても確認します。この検査では、手術の適応、どの程度の視力回復が期待できるか、再手術の可否についても診断します。検査後は、詳細な検査データをもとに医師の診察がありますので、解らないことや不安なことはここで質問いただくことができます。
検査の予約はフリーダイヤル【0120-7878-72】およびネット予約フォームから受付けております。

普段からコンタクトレンズを使用している方は、適応検査の前にコンタクトレンズの装用制限があります。コンタクトレンズを着けていると、角膜がレンズの影響を受けて不自然な形状になっています。これを元の自然な状態に戻すために、一定期間の装用制限が必要になるのです。角膜の形状が不自然な状態で検査を受けてしまうと、その検査データで手術を受けることになりますので、期待していた視力が出ない場合もあります。コンタクトレンズの装用制限期間は、レンズの種類によって違いがありますので、お使いのコンタクトレンズに合わせて装用制限を確認してください。また、円錐角膜専用のコンタクトレンズやオルソケラトロジーのような特殊なコンタクトレンズは、角膜形状に強い影響を与えますので装用制限期間が長くなります。

＊コンタクトレンズの装用制限は正確な手術を行うための第一歩になります。
なお、適応検査の際にコンタクトレンズの影響が確認できた場合は、改めてコンタクトレンズの装用制限をしていただき、再検査となる場合があります。

レーシック手術の当日は、確認のための検査を行い、お会計まですべて済ませてから手術室にご案内します。手術自体は数分で終了しますが、手術当日の検査、お会計、手術の準備などがありますので、トータルで3時間ほどかかるとお考え下さい。手術後は、一定時間お休みいただき、手術後の診察があります。この診察で問題がなければ、そのままご帰宅いただけます。レーシックは、日帰り手術になりますので、入院の必要はありません。

手術当日は、霞みがかって見えると思いますが、視界がクリアになるのは翌日からになりますので心配しなくても問題ありません。ただし、手術当日は車やバイクなど乗り物の運転はできませんのでご注意ください。

レーシック後の経過観察は、手術と同じくらい重要です。具体的には、手術翌日、1週間後、3ヶ月後に経過観察を行いますので通院が必要になります。視力が回復してしまうと、手術後の経過観察を軽視しがちになりますが、手術前に行う適応検査、実際のご手術、手術後の経過観察をトータルして1つの手術であるとお考えください。また、目の手術になりますので、3ヶ月後の検診が終わってからも、年に1回は目の状態を確認されることをお勧めしています。

＊手術後は日常生活でもご注意いただくことがあります。手術をお申込みいただいた方に　
　は、手術後の注意事項について記載したガイダンスをお渡ししていますが、特に手術から1週間が大切な期間になりますので、注意事項を守ってお過ごしください。手術後の合併症や感染症を予防するためには、患者様の協力が必要不可欠ですので、事前に注意事項を確認いただければと思います。

レーシック手術やICL手術などの視力回復手術は、屈折矯正の分野に該当します。屈折矯正とは裸眼で物を見せることを目的としていますは、眼科専門医の中でも得意とする分野に違いがありますので、緑内障や網膜疾患などを得意とする眼科専門医もいます。
レーシック手術を受けるのであれば、屈折矯正の専門医に手術を執刀してもらうことがベストな選択肢になりますので、医師の専門性は非常に重要です。当院の冨田院長は、屈折矯正を専門としており、世界規模の眼科学会から講演依頼を受けるなど、屈折矯正の第一人者であると言えます。また、眼科手術の実績も11万症例以上と世界トップクラスの実績を誇っており、世界最優秀執刀医にも選出されています。わずか数分で終了するレーシックと言えども、手術である以上は少なからずリスクが存在しますので、屈折矯正を専門としている眼科専門医に手術を担当してもらうことが大きなメリットになります。

当院では、手術前の診察、実際のご手術を冨田院長が担当します。冨田院長は屈折矯正を専門とする眼科専門医であり、世界トップクラスの手術実績を誇る屈折矯正の第一人者でもあります。コロコロと毎回担当する医師が変わってしまうようなクリニックもあるようですが、医師によって見解が違えば困るのは患者様になります。こういったデメリットを改装するために、当院では開院当初から「手術前の診察」と「ご手術」を冨田院長が一貫して担当する診療体制で運営しています。多くの患者様が冨田実アイクリニック銀座に来院されるのは、こういった安心があるからかもしれません。