冨田実アイクリニック銀座

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プリザービジョン2

プリザービジョン2は、アメリカでの研究報告に基づき、高容量のビタミン、ミネラルに加え、ルテインやゼアキサンチンといった抗酸化作用の高い成分が含まれています。ルテインは、カロテノイドという天然色素の一種で、水晶体と黄斑部に多く存在しています。ルテインには、高い抗酸化作用と有害な光を遮る作用があり、目を守る働きがあることが注目されています。また、黄斑部にはルテイン以外にゼアキサンチンというカロテノイドが存在しています。ゼアキサンチンは、ルテインが体内の代謝によって生成されたもので、ルテインと同様の高い抗酸化作用によって黄斑部を酸化のダメージから守る働きがあります。

ルテインとゼアキサンチンは眼の老化を防ぐ

ルテインの働き

目は、多くの情報を取り入れる重要な器官ですが、目を開いていると常に様々な光が入ってくるため、活性酸素の影響を受けやすい器官です。活性酸素は、他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことで、老化や動脈硬化などの生活習慣病の原因とされています。人間は酸素を取り入れるために呼吸をしていますが、そのうちの2%程度が活性酸素になると言われています。最近では、老化や生活習慣病の原因として悪者扱いされている活性酸素ですが、実は体の中で細菌やウイルスを撃退する役目を担っています。しかし、活性酸素が増え過ぎると正常な組織も攻撃(酸化)してしまい、身体に悪影響を及ぼします。人間が物を見る時は、角膜、水晶体、硝子体の順で光が通過し、網膜の黄斑部で光をキャッチしています。この水晶体と黄斑部にはルテインが集中していて、紫外線やブルーライトなどの有害な光を吸収する働きをしています。人間の体には、活性酸素を抑制する抗酸化作用という防御システムが備わっていますが、加齢とともに防御機能が低下してくると、活性酸素が増加して体のあちこちで老化(酸化)が進むことになります。

ゼアキサンチンの働き

黄斑部には、ルテイン以外にゼアキサンチンというカロテノイドが存在しています。ゼアキサンチンは、ルテインが体内の代謝によって生成されたもので、ルテインとよく似た性質があります。ゼアキサンチンは、網膜の黄斑部に多く存在している成分で、ルテインと同様の高い抗酸化作用によって黄斑部を守る働きを担っています。網膜には視細胞(光を感じる細胞)が存在していますが、その多くは黄斑部に密集しています。黄斑部は、網膜の中で最も光が集まる場所で、視力を司る重要な部分になります。紫外線やブルーライトなどの有害な光は、活性酸素を発生させて黄斑部にダメージを与える原因になりますが、ゼアキサンチンは紫外線やブルーライトを吸収して目の健康を維持する重要な役割を果たしています。ルテインは黄斑部の周辺に多く存在し、抗酸化作用以外に抗炎症作用もあるので、ぶどう膜炎などの目の病気を予防する効果があると言われています。一方、ゼアキサンチンは、黄斑の中心部分に多く存在し、他のカロテノイドよりも脂質の酸化を防ぐ効果が高く、活性酸素の抑制効果が高いことが確認されています。

ルテインとゼアキサンチンは体内で作ることができません

ルテインやゼアキサンチンは、人間の体内で作ることができないため、緑黄色野菜などルテインと ゼアキサンチンを含む食品から、積極的に摂取する必要があります。

  • <ルテインを多く含む野菜>
    • ・とうもろこし
    • ・カボチャ
    • ・ホウレンソウ
    • ・ニンジン
    • ・レタス
    • ・パセリ
  • <ゼアキサンチンを多く含む野菜>
    • ・とうもろこし
    • ・ブロッコリー
    • ・ホウレンソウ
    • ・パパイヤ
    • ・パプリカ
    • ・マンゴー
■推奨摂取量

・1日のルテインの推奨摂取量:6〜10mg
・1日のゼアキサンチンの推奨摂取量:6mg

ルテインやゼアキサンチンが不足すると?

目の老化現象である老眼は、一般的に40歳を過ぎると自覚するようになると言われていますが、実はルテインやゼアキサンチンも40歳を過ぎた頃から減し始めると言われているのです。このため、加齢黄斑変性症や白内障などの目の病気が、中高年以降に発症するのも、ルテインやゼアキサンチンに関係していると考えられます。近年の研究では、水晶体や黄斑部に存在するルテインの減少が、白内障や黄斑変性症の原因となることが解ってきました。

加齢黄班変性症

加齢黄斑変性症は、中高年に良く見られる目の病気です。紫外線やブルーライトは活性酸素を発生しますので、視細胞を酸化させて多くの老廃物を発生させる原因となります。若いうちは老廃物の処理機能が充分に働いていますので老廃物をうまく排出できますが、加齢とともに老廃物の処理機能が低下すると黄斑部に老廃物が蓄積します。老廃物が蓄積すると慢性的な弱い炎症が持続し、網膜色素上皮が変性することで萎縮型加齢黄斑変性症を引き起こします。一方で、この炎症を抑えるために、本来は存在していない新生血管が増殖してきます。新生血管は非常に脆く、血液成分の漏出や出血を引き起こします。漏出した血液成分や血液が黄斑部に溜まると、黄斑部分が腫れたように変形して滲出型加齢黄斑変性症を引き起こします。黄斑部分の変形によって「、物が歪んで見える」「視界の中心部が見えない」「視力の低下」といった症状が現れ、最悪の場合、失明に至ることもあります。

白内障

水晶体は、クリスタランという蛋白質と水分で構成されています。水晶体には、入ってきた光を網膜に届けるレンズの働きと、紫外線を遮断して目を守る働きがあります。しかし、年齢とともに水晶体を構成している蛋白質が変性することで、水晶体が白く濁る白内障を発症します。白内障には様々な原因がありますが、加齢による白内障が大部分を占めています。水晶体が濁る原因としては、紫外線やブルーライトなどの有害な光があげられます。紫外線やブルーライトが、水晶体を通過する時に活性酸素を生み出し、水晶体の酸化が進むと徐々に水晶体が濁ってくると言われています。水晶体にはルテインが存在していて、酸化から水晶体を守ってくれていますが、年を取るにつれてルテインが不足して抗酸化力が低下してきます。白内障になると、視界が霞む、眩しく感じる、視力低下といった症状が現れますが、一度濁ってしまった水晶体は元に戻せないため、最終的には手術が必要です。

サプリメントの有効活用

サプリメントは、病気を治すという直接的な効果はありませんが、眼の健康に必要な成分を効果的に摂取することができます。特に、人間の身体の中で作り出すことのできない成分は、食事で補うしかありませんが、有効な成分を常に摂取することは難しいので、サプリメントは有効成分の摂取を手助けする有効な手段だと考えます。当院では、有効成分の含有量などを吟味して、より効果が期待できるサプリメントを取り扱っています。

監修者

冨田実
冨田実
冨田実アイクリニック銀座院長
医療法人社団 実直会 理事長
医学博士/日本眼科学会認定眼科専門医
アメリカ眼科学会役員
温州医科大学眼科 眼科客員教授
河北省医科大学 眼科客員教授