ICL手術は、近視だけでなく乱視の改善にも対応できる視力矯正手術です。乱視がある方の場合でも、乱視用のICLレンズを使用することで、近視と乱視を同時に矯正することができます。

ICLは近視と乱視を同時に矯正できる

ICL手術は、近視だけでなく乱視の改善にも対応できる視力矯正手術です。乱視がある方の場合でも、乱視用のICLレンズを使用することで、近視と乱視を同時に矯正することができます。つまり、適切な検査とレンズ選択を行えば、1回のICL手術で近視と乱視を両方とも改善することができるのです。

「近視はICL、乱視はレーシック」という提案の落とし穴

しかし、クリニックによっては、近視はICLで治療し、乱視はレーシックで治療するという方法を勧めるケースがあるようです。実際に、他院で適応検査を受けた多くの患者様から同様のご相談をいただいています。

一見すると、「より細かく矯正できる治療」のように聞こえるかもしれませんが、患者様にとって本当に必要な治療なのか、慎重に考える必要があります。

近視をICL、乱視をレーシックと説明するクリニックの医師は、レンズが回転すると視力が下がるからと言いますが、レンズが回転する確率は1%以下です。そのためだけに乱視用レンズを選択せず、ICLで近視を治して乱視をレーシックで治すのはナンセンスです。

ICLが「角膜を削らない」というメリットが消えてしまう

ICL手術の大きなメリットのひとつは、角膜を削らずに視力を矯正できることです。レーシックのように角膜を削る治療とは異なり、見え方の質が高く、万一の時はレンズを取り除くことで元の状態に戻せるというメリットがあります。

それにもかかわらず、近視はICLで治療し、乱視はレーシックで治療する場合、結局は角膜を削る治療が追加されることになります。この場合、ICL本来の「角膜を削らない」というメリットが十分に活かされない可能性があります。

ICLとレーシックの違い
— PATIENT'S DISADVANTAGE

追加治療がもたらす患者様への負担

手術の回数が増えれば、その分だけ身体への負担や感染、炎症、術後トラブルなどのリスクも増えます。さらに、ICL手術に加えてレーシックを行うことで、費用面での負担も大きくなる可能性があります。患者様にとっては、手術回数が増える、角膜を削る必要が生じる、費用が増えるというデメリットしかありません。一方で、クリニック側にとっては、複数の手術を行うことで治療費が増えるという側面があり、メリットはクリニック側にしかありません。

ICL手術を検討される方が確認すべき5つのこと

今からICL手術を検討されている方は、次の点を必ず確認してください。

まとめ

大切な目を守るためにも、最初に確認すべきこと

視力矯正手術は、一度受ければ終わりという単純なものではありません。将来の目の健康や、万が一の再治療の可能性まで考えて、できるだけ目への負担が少ない方法を選ぶことが大切です。

乱視用ICLという選択肢がある以上、まずは1回のICL手術で近視と乱視を同時に治療できるかどうかを確認することが重要です。大切な目を守るためにも、治療内容、手術回数、費用、リスクについて十分に納得したうえでクリニックを選びましょう。