ICL手術は強度近視の方や角膜が薄い方にも対応できる視力回復手術ですが、すべての方が受けられるわけではありません。年齢・度数・目の中のスペース・角膜内皮細胞数など、複数の条件を総合的に判断して適応が決まります。本記事では、ICLが向いている方と受けられない可能性がある方の条件を、眼科専門医が解説します。

— 3-LINE SUMMARY

3行で理解する

  • ICL手術の適応年齢は18歳以上が原則。近視・乱視の度数が安定している方が対象です
  • 角膜が薄くレーシックが受けられない方や強度近視の方には特にICLが向いています
  • 適応の最終判断は精密検査が必要。当院では無料の適応検査を実施しています

ICL手術の基本的な適応条件

ICL手術の適応は、以下のような条件を総合的に判断して決定されます。

項目適応条件の目安
年齢
近視の度数
乱視の度数
近視の進行
角膜内皮細胞数
前房深度
全身の健康状態

これらは目安であり、最終的な適応判断は精密な眼科検査をもとに医師が総合的に行います。詳しい医学的判断ポイントは「ICLが受けられる人、受けられない人 ── 9つの判断ポイント」をご参照ください。

ICL手術が向いている方の特徴

以下のような方は、ICL手術が向いている可能性が高くなります。

ICLが向いている方

  • 18歳以上40歳以下の健康な方(年齢制限は目安)
  • 強度近視(-6.0D以上)の方
  • 角膜が薄くレーシックが難しい方
  • 角膜を削ることに抵抗がある方
  • コンタクトレンズの管理が面倒な方
  • 質の高い見え方を手に入れたい方
  • 将来の柔軟性(可逆性)を重視する方
  • ドライアイの傾向がある方
  • 老眼で困っている方(3焦点モデル対応)

受けられない可能性がある方

  • 18歳未満の未成年者
  • 緑内障・網膜疾患・白内障がある方
  • 角膜内皮細胞数が少ない方
  • 前房深度が浅い方(目の中のスペース不足)
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 糖尿病で血糖値が不安定な方
  • 向精神薬を服用されている方
  • 手術の説明を理解できない方
  • 医師の診断で安全性が確認できない方

強度近視や角膜が薄い方には特に有力な選択肢

レーシックは角膜を削るため、角膜の厚みが足りない方-6.0D以上の強度近視の方には適応できないケースがあります。ICLは角膜を削らないため、レーシックを断られた方の選択肢として有力です。アメリカ眼科学会(AAO)も、-6.0D以上の近視ではICLのほうが望ましいと提言しています。

適応検査

受けられない可能性がある方

以下に該当する方は、ICL手術が受けられないか、慎重な判断が必要です。

年齢に関する制限

原則18歳以上が対象となります。これは、近視や乱視の度数が安定するのが18歳前後とされているためです。年齢の上限については、白内障の有無や目の状態によって判断します。

眼疾患がある方

緑内障、網膜疾患、白内障など他の目の病気がある場合、ICL手術が受けられないか、その病気を先に治療する必要があります。適応検査でこれらの疾患を確認することが重要です。

角膜内皮細胞が少ない方

角膜内皮細胞は角膜の透明性を保つ細胞で、2000個/mm²以上が手術適応の目安です。加齢やコンタクトレンズの長期装用で減少するため、コンタクトレンズを長年使用してきた方は要注意です。再生しない細胞のため、減少が進んでいる場合は手術を見送る判断もあります。

目の中のスペースが狭い方(前房深度2.8mm未満)

ICLは目の中にレンズを挿入するため、十分なスペース(前房深度)が必要です。2.8mm未満の方は手術が難しく、無理に手術するとレンズが水晶体や角膜に接触するリスクが高まります。

妊娠中・授乳中の方

ホルモンバランスの影響で度数が不安定になる可能性があるため、妊娠中・授乳中は手術を控えるのが原則です。卒乳後・度数安定後の再検査で判断します。

その他注意が必要な方

無料適応検査の流れ

ICL手術が受けられるかどうかは、精密な眼科検査でなければ判断できません。当院では、適応検査の費用を手術費用に含めることで、実質無料の適応検査を実施しています。

適応検査の所要時間

2〜3時間ほどお時間をいただきます。検査項目が多く、瞳孔を広げる処置も含むため、お時間に余裕をもってご来院ください。

適応検査の主な内容

検査結果をもとに、医師が手術の可否、適切なレンズの種類、術後の見え方の予測などを丁寧に説明します。検査の結果、手術が適さない場合は無理に勧めることはありません

— FREE EXAMINATION

無料適応検査の予約方法

当院の適応検査費用は手術費用に含まれているため、検査だけのご来院も無料で実施しています。「ICLを受けられるか知りたい」という段階でもお気軽にご相談ください。無料メール相談または電話でご予約いただけます。

冨田実アイクリニック銀座が選ばれる理由

多くの方に冨田実アイクリニック銀座が選ばれている理由は、屈折矯正手術に特化した体制と豊富な実績にあります。

ICL上級指導医ライセンスを持つ冨田院長がすべての手術を担当します。
手術の適応診察も冨田院長が直接担当し、検査結果を丁寧にご説明します。
レンズの度数計算も冨田院長が実際に行うため、手術精度が高くなります。
屈折矯正分野を専門とし、長年にわたり研究と臨床に取り組んでいます。
ICL手術実績10,000件以上。老眼対応ICLでは世界トップレベルの症例数を誇ります。
合併症の抑制を考慮したプレミアムICLを採用しています。
手術ガイダンスシステムを使用して正確なICL手術を提供します。
海外の主要な眼科学会で多数の講演を行い、最新知見を取り入れています。
30万円台からのリーズナブルな価格設定で受けやすい料金体系です。
レーシックにも対応しているため、両方の手術を比較した中立な提案が可能です。

ICLとレーシック、どちらを選ぶ?

ICLとレーシックは、視力回復手術の代表格です。最近はICLの注目度が高まっていますが、ICLが万能というわけではありません

近視や乱視が軽度で、角膜の厚さが十分にある方は、レーシックを選んでもまったく問題ありません。レーシックには費用が抑えられ、術後の生活制限が少ないなどのメリットもあります。

ICL手術しか行っていないクリニックでは、レーシックよりICLが優れているという偏った情報になりがちです。両方の手術に対応しているクリニックで、目の状態に応じた中立な提案を受けることが、後悔のない選択につながります。詳しくは「ICLとレーシックの違いを8つの軸で徹底比較」をご参照ください。

よくある質問(FAQ)

ICL手術には年齢制限がありますか?
原則18歳以上が対象です。近視や乱視の度数が安定する年齢が目安となります。年齢の上限については、白内障の有無や目の状態を踏まえて医師が判断しますが、一般的には40〜45歳程度を上限とすることが多いです。老眼が始まっている方には3焦点モデルでの対応も検討します。
適応検査で手術不可と判断されたらどうなりますか?
手術が適さない場合、当院では無理に勧めることはありません。理由を丁寧にご説明し、必要に応じてレーシックなど他の選択肢をご提案します。条件によっては時間経過で適応条件を満たすこともあるため、再検査の時期もアドバイスします。
コンタクトレンズを長年使用しているのですが、ICLは受けられますか?
コンタクトレンズの長期装用は角膜内皮細胞数の減少につながることがあるため、慎重な判断が必要です。適応検査で角膜内皮細胞数を測定し、十分な数があれば手術を受けられます。検査前1〜2週間は、ハードコンタクトの場合はメガネ生活に切り替えるよう指示が出ることがあります。
強度近視ですが、本当にICLは受けられますか?
プレミアムICLでは-30Dまでの強度近視に対応しています。レーシックでは対応が難しい強度近視の方こそ、ICLが向いています。ただし、目の中のスペース(前房深度)や角膜内皮細胞数などの条件も確認する必要がありますので、まずは適応検査をお受けください。
まとめ

まずは無料の適応検査で、ご自身の目の状態を確認しましょう

ICL手術の適応条件は、年齢・度数・角膜内皮細胞数・前房深度など、複数の要素を総合的に判断して決まります。「自分は受けられるのか」を知るためには、精密な眼科検査が必要です。

当院では、ICL手術の費用に適応検査費用を含めることで、実質無料の適応検査を実施しています。検査だけのご来院でも歓迎しておりますので、ICLを少しでもご検討中の方は、お気軽にご相談ください。屈折矯正手術に精通した冨田院長が、検査結果をもとにご自身の目の状態に合った最適な治療をご提案します。